「リコちゃんのおうち」さかいこまこ(偕成社)
リコちゃんが遊んでいると、 お兄ちゃん怪獣が邪魔しにやってきました。 怒るリコちゃんにママが箱をくれました。 ママがハサミで箱にドアと窓を開け、 底に布を敷くと…リコちゃんの可愛いおうちの出来上がり! リコちゃんは更に工夫しておうちの中を飾りつけ、 ぬいぐるみさんたちと一緒に遊びます。 可愛いドールハウスのお話です♪ 幼い頃、お人形やぬいぐるみと一緒に、 ままごとやおうちごっこで遊んだ思い出のある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? 大人が読んでも懐かしい気持ちになる絵本です。 リコちゃんは椅子の上におうちを置いて二階建てにし、 一階にはベッドやトイレをセットします。 トイレがないと困りますよね! それから、天井に毛糸を張り巡らして折り紙の照明も付けます。 なるほど!〜と思いました。 お兄ちゃんは最初は怪獣だったのに、 ラストで正義の味方に扮してリコちゃんのおうちを訪ねてくるところが可愛いです。 登場するお友達は、バンビと白いうさぎのぬいぐるみ、 カエルの指人形(薬局で貰える?)が二つ、そして木彫りの小さな人形です。 バンビちゃんは目力(?)がなかなかで、 リコちゃんと一緒にお兄ちゃん怪獣に立ち向かいます。頼もしいです。 白いうさぎさんはおねむでずっとベッドでネンネをしています。 カエルたちと木の人形も表情がくるくると変わって面白いです。 バンビちゃんやうさぎさんのぬいぐるみは、 きっと酒井さんのお持ちのぬいぐるみ達がモデルになっているのでしょう。 懐かしい子供時代の香りのする、可愛い絵本です。(2012/12/15) |